こころの豆知識
ADHDの薬物治療 コンサータ-その有効性と問題点-
(2009年3月18日 13:00)
IP08_B15.JPG ADHDの治療薬の代表は、中枢神経刺激薬メチルフェニデェート(商品名:コンサータ)です。これ は、ADHDの症状である多動性・衝動性・不注意さのすべてに効果を現すと考えられていますメチルフェニデェート(コンサータ)の作用機序は、ノルアドレナリンおよびドパミンの再取り込みを抑制し、なおかつドパミンの放出を促進するというものです。有効性は約80%で、残りの20%には無効ということであることははっきりしています。。コンサータを内服し始めても、学校での問題行動があまり変わらないという相談が良くあるのはこのためです。そのため、当院では薬の効果を判定するために、内服後にもう一度、遂行持続検査(CPT)を施行し客観性を持って対応するようにしています。
 また、コンサータの副作用は、「食欲低下」「寝つきが悪くなるという睡眠障害」が主ですが、時として頭痛、腹痛という訴えもあります。また、チックも悪化させることが多いです。薬の調整は、保護者の方と医師とが適切な情報交換が重要になってきます。その意味でも、信頼できる専門医にかかることが何よりです。