こころの豆知識
ADHDのペアレント・トレーニング
(2008年10月 4日 17:43)
 親はADHDの子どもに「してほしくない行動」を目にすると怒りやイライラがつのり、ストレスを抱えます。また子どもも絶えず怒られる中でストレスを抱えることでしょう。単なる悪循環の繰り返しになってしまうことは少なくありません。
IP08_A36.JPG ペアレントトレーニングは、ストレスや深刻な悩みを抱える家族を支援する方法の一つとして、ハンス・ミラー博士によって1974年に開始されました。
 ポイントは、以下になります。
行動の分類化
 できるようになって欲しい行動とやめてほしい行動を行動観察記録をとって分析する
注目と無視
 できるようになった行動はほめ、望ましくない行動は無視
トークンシステム
 できるようになってほしい行動を強化するために、子どもが見事にすることができたら子どもが好きなものや喜ぶもの、満足するもの、例えば御菓子を与えたり抱きしめたりする(これを強化子という)。しかし、御菓子ばかりあげていたり、抱きしめてばかりいては親の方も対応に困るときがある。トークンとは、それ自体では価値はないが、価値のある実際の強化子と交換できる代用貨幣(グリーンスタンプ、ベルマークなど)のことをいい、これらを使って、うまく子どもに伝えていく
タイムアウト
 ADHDの子どもは注意散漫さ・衝動性がみられるため、長時間うまくいかない状態を延々とやっていても行動は修正されるどころか、かえって悪化をしてしまう。子どもが興奮して手がつけられなくなったとき頭を冷やす意味でも、親がその場から立ち去るなどの行動で時間設定をする
 以上のようなことは、親御さんが一人でやっていくことはかなり難しいことです。自分の子どもに対してはどうしても感情的になるのはどんな親御さんもあって当然です。専門家と一緒に考えながら、計画的に行っていくことをお勧めします。