こころの豆知識
パニック障害の薬物療法は安全か?
(2008年9月25日 17:42)
 パニック障害の治療法には「薬物療法」と「認知行動療法」があります。発症初期や急性期には、抗うつ薬・抗不安薬が有効な治療となりますが、慢性期には認知行動療法が有効であるとわかってきています。
CGPH019.gif 「パニック発作」は薬物療法で、ほぼ100%近く抑えることができ、発作がなくなることで予期不安も普通の生活に支障がない程度まで改善されます。薬の使い方は、医師のよって違いはありますが、発症初期や急性期であればSSRI(デプロメール・パキシルなど)などに代表される抗うつ薬を中心にして不安時頓服として抗不安薬(ソラナックス・メイラックスなど)を使うのが一般的です。また、同時に最小限の認知行動療法的カウンセリングも行っていきます。
 ここで重要なのは、パニック発作を完全にコントロールし、予期不安・広場恐怖を防止して、日常生活に変化が生まれるまでは、しっかりとした薬物療法をすることです。中途半端な量での薬物療法は、治癒までの期間を延長して遷延化させることもありますので注意です。
 薬物投与の終了は、パニック発作・広場恐怖・予期不安などの症状がなくなり、安定した状態が6ヶ月以上続くようになったら、3ヶ月ごとに25%くらいずつ用量を減らしていき、これを繰り返して治療の終了につなげます。再発予防には、それまで行ってきた認知行動療法が効果を発揮します。