こころの豆知識
保育園での保育士へのサポート
(2008年9月22日 14:34)
illust654.pngのサムネール画像 保育者の抱える問題は多様です。子ども自身の問題や保護者への接し方、保育環境への配慮、地域との関係など、ひとりの保育士の方が対応するには大変な努力が必要になるときもあります。気になる子どもならなおさらです。子どもの発達レベルと障害かどうか、家族の人間関係理解、保護者の育児に対する理解と対応するスキル、共感性など総合的に考えなければなりません。現場にいると様々な雑用もあり、大きな問題があると精神的にパニックになることもあると思います。そんな時に、児童精神科を専門にしている医師はお役に立てると思っています。児童精神科医は、疾患の診断・治療だけでなく、子どもを取り巻く様々な社会的事情を考えてケースワークをしなければなりません。その経験の蓄積が、子どもが保育園に通っている時期にどんなことが重要で将来的に大きな影響が出るかを知っています。
 例えば、子どもに発達障害があると思われるのに、保護者がそれをあえて否定してしまい現実から逃避しようとすることは往々にあります。保育士としては「発達障害がありますよ」なんて直接的な発言は出来ませんから、どのように伝えられ良いか悩んでしまいます。私が現在行っている保育園巡回相談では、担任保育士・園長先生・区子ども課主任とともにその子に対するミニ保育カンファレンスを開いて、保護者の心境などをディスカッションしながら、どのように伝えていったらいいのか、具体的に話し合い決定していきます。保育現場でそんな保育の味方になれればと思っています。