こころの豆知識
パニック障害の認知行動療法
(2008年9月28日 13:28)
 薬物療法で発作を抑えることができても、広場恐怖や予期不安が完全に消え去るまで、かなり時間がかかるのが普通です。そんな時、認知行動療法を試してみるのがいいでしょう。認知行動療法は、新たな学習を積み重ねることによって、誤った認知を正しくしてゆくものです。
CHEX064.gif 例えば、電車に乗っているときにパニック発作が起きると、その二つが結びついて頭に刻み込まれます。時と場所を選ばないのがパニック発作ですから、電車に乗ったから起きたわけではないのですが、本人は電車に乗ったからまた発作が起きると、思いこんでしまうわけです。これが誤った認知で、予期不安を引き起こし、電車を避けるという広場恐怖につながります。
 ですから、電車に乗るという行為が発作を引き起こすのではないということを学習して、電車=発作という誤った認知を修正しなければいけません。
 認知行動療法は、こういった認知の修正に大きな力を発揮します。予期不安や広場恐怖に悩んでいる人は試す価値があります。ただし、やりすぎると、逆効果になることがありますので、できるだけ専門の医師のもとで行うことが大切です。