こころの豆知識
うつ病は「こころの風邪」なのか?
(2008年9月18日 18:26)

huan1.gif この10年間でSSRIなどの抗うつ薬の登場で、製薬会社を中心とした「うつ病に対する啓発活動」が盛んにされました。「なにかする気になれない」という意欲減退、「気分がすっきりと晴れない」という気分の落ち込み(憂うつ気分)、特に朝に落ち込みが強いという気分の日内変動、早朝に目が覚めてしまうなどの睡眠障害、食欲・排泄の変調などの自律神経系異常などが主な症状です。
 杏林大学の田島教授は、「厚生労働省の全国患者実態調査でうつ病の診断を受けている推定患者は92万人に達しており、平成11年度調査の40万人から6年間で倍増している。これは製薬会社のマーケティングが大きく影響している」と語っています。
 医師が処方する薬物を直接消費者に宣伝することは禁止されていますので、専門的な情報は製薬会社が主導の情報サイトや出版物から得られている方が多いのも仕方がないところといえます。しかし、心の疾患は、個人個人違った事情から起きていたりするので、SSRIを内服して休養していれば、そのうち良くなるというのは安易な考えといえましょう。
その意味では、自分と相性の合う専門医を見つけることが一番大切なことです。